2006年04月01日

台風の一生

台風の一生は,大別すると次の4つの段階に分けることができます。
 (衛星写真は平成2年の台風第19号のものです)


発生期hasei.gif



 台風は赤道付近の海洋で多く発生します。海面水温が高い熱帯の海上では上昇気流が発生しやすく、この気流によって次々と発生した積乱雲(日本では夏に多く見られ、入道雲とも言います)が多数まとまって渦を形成するようになり、渦の中心付近の気圧が下がり、さらに発達して熱帯低気圧となり、中心付近の風速が17.2m/sを超えたものを台風といいます。


発達期hatatu.gif


 発達期とは、台風となってから、中心気圧が下がり勢力が最も強くなるまでの期間を言います。暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギー源として発達し、中心気圧はぐんぐん下がり、中心付近の風速も急激に強くなります。


最盛期saisei.gif


 中心付近の最大風速は徐々に弱まる傾向に入りますが,暴風の範囲は逆に広がります。


衰弱期suijaku.gif



 台風は海面水温が熱帯よりも低い日本付近に来ると海からの水蒸気の供給が減少し、熱帯低気圧や温帯低気圧に変わります。


 北から寒気の影響が加わると、勢力を失って寒気と暖気の境である前線を伴う「温帯低気圧」に変わります。

しかし,中心付近の最大風速のピークは過ぎていますが、強い風の範囲は広がるため低気圧の中心から離れた場所で大きな災害が起こったり、あるいは寒気の影響を受けて再発達して風が強くなり災害を起こすこともありますので注意が必要です。


 また,台風がそのまま衰えて「熱帯低気圧」に変わる場合もありますが,この場合は最大風速が17.2m/s未満になっただけであり,強い雨が降ることがありますので、「温帯低気圧」、「熱帯低気圧」いずれの場合も消滅するまで油断はできません。

 日本に接近する台風は主に最盛期と衰弱期のものです。



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posted by 藤原拓海 at 19:02 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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